バイナリーオプションの通貨を把握する

4大通貨の特徴

為替市場の影響でバイナリーオプションの勝ち負けが左右されるわけですが、その為替市場の根本となる各通貨の特性を知っておいて損はないでしょう。

大体、基本となる通貨としてよくニュースなどで耳にする4大通貨に照準を絞って特徴を解説していきたいと思います。

米ドル・ユーロ・ポンド・円とどれも聞いた事があると思います。

米ドル(USD)の特徴

米ドルは世界最大の基軸通貨です。豪ドル、カナダドル、香港ドル、ニュージーランドドルなど多くのドルが存在しますが、「ドル」と言うと基本的には米ドルを指します。米ドルに影響を与える経済指標は以下になります。

• 米国GDP
• 米国失業率
• 米国非農業部門雇用者数（雇用統計）
• 米国FOMC（連邦公開市場委員会）の声明

ドルという通貨において、権限をもって発行できる機関はFRB（連邦準備制度）だけなので、FOMCの声明とFRBの動向は常に気にしておかなければなりません。

ユーロ(EUR)の特徴

第二の基軸通貨とされるユーロ。ユーロは最近、政治的要因により為替相場が影響を受けることが多々見受けらるようになりました。また、米ドルの影響を受けやすいのも特徴です。ユーロに影響を与える経済指標は以下になります。

• IFO景況感指数
• ZEW景況感指数
• BOE政策金利発表
• ユーロ圏の小売売上高
• ECB議長の発言と動向
• ドイツ・フランスの失業率
• ECB（欧州中央銀行）の発表する政策金利・金融政策

アメリカドルが売られると、第二の基軸通貨としての信頼度から一時避難するという傾向がありますので、ユーロが買われる＝値上がる傾向にあります。

ポンド(GBP)の特徴

一日の動きも他の主要通貨よりも激しい傾向にあるのがポンド。急な値動きに対応できないことも考えられるので、今では経験が無ければリスクが高い通貨として上級者向けの通貨となっています。ポンドに影響を与える経済指標は以下になります。

• ネーションワイド住宅価格
• 購買担当者景況感指数（PMI）
• BOEとMPC（金融政策委員会）の発言と動向
• ソブリン債やハイ・イールド債等の債権市場の動き
• BOE（イングランド銀行）が発表する政策金利・金融政策

ポンドは相場が動くことを期待されていることもあり、少しの情報で相場が変動することも考えられるので、そういった意味では個人投資家などに非常に人気の通貨です。

日本円(JPY)の特徴

日本人には馴染み深い円。国内の要因よりも海外の要因に起因して為替相場が動く傾向にあるのが特徴です。また、経済指標の影響を受けるというより、他国の通貨や経済指標の発表に影響を受けやすい特徴も兼ね備えてます。日本円に影響を与える経済指標は以下になります。

• 他国の経済状況
• 他国の金利政策
• 日銀の為替介入の動向
• 中国政府の元に対する動向
• アメリカの金利・金融政策の発表

一番の大きな要因は日本銀行の為替介入。日本円は米ドルとの関係性は強く、米ドルの動きによって為替相場が左右される傾向にあります。

通貨の特性を知ってバイナリーオプションで勝率アップ

上記4つの通貨特性は理解できましたでしょうか。

それぞれに特徴があり、影響する事柄も違いがあります。

その事から値動きにもクセがそれぞれあるのです。長くやっているとそういうクセがわかってくるかもしれないですね。

まずは学んだ内容を忘れないうちに元に実践で経験を積みましょう。

こうしてアプトプットしていくことにより、身についていきます。